おおいにほめよう、な春
2009-03-24


こないだは「○○の秋」シリーズで相当引っぱったんですが、今度は春シリーズでいってみようかな。ポイントは、あんまり季節と関係のないキャンペーンを張ることです(笑)

で、ここはひとつ、おおいにほめようじゃないか。どうでしょう。

とあるきっかけで、ウチの育児のウリってなんじゃらほい?(って最近言わないよなー)と考えているうちに、まぁこれは小技なんですが、

「小さな変化を(←結果ではなく)大げさにほめる」

っていうのがあるかなーと。「昨日まではできなかったけど今日はできてるよね、えらい!すばらしい!」と、最低3秒間は本気で拍手して絶賛する。できれば立ち上がって目を見て「ブラボー!」と叫ぶ(ってそこまではしないが(^◇^;))この「賞賛を浴びせる」というところが重要。

このヨイショ作戦(笑)、ジェイでさえも抜群に効きます。得意そうな顔をして「もっと拍手を!」と何度もアンコールされます。ってなんだか違う気が…。

いい結果を出せばみんなほめてくれます。しかし、それ以前の努力とか変化とか成長とか、そういう小さいところでほめてくれる人ってあんまりいないよね。しかし、結果は出るものですが、努力はするものです。気がつけば、がんばってる自分を自分でほめることすら忘れてる。というわけで、これは効果的に自分をほめるための訓練でもあります。いかに小さな変化を見つけてほめられるか?ここまでくるともはや修行だな。

評論にも、ほめ評論とけなし評論があって、読んでて断然おもしろいのは、ほめ評論の方が多いのであります。けなし評論はある意味、誰にでもできますが、ほめ評論のほうは、ある程度の観察眼と想像力と技術がないと難しいという、ハイテクなのであります。しかもこの技術は、評論だけに限らない。技を磨けば…太鼓持ちにもなれる(笑)なってどーするよ、っていうのはさておき。まぁ育児にもアクセントがついてなかなか効果的ではある。

私はこれに心をうごかされた、と表現することは、自己表現でもあります。ほめられた人は、ほめられたことをまたやってみようという気持ちになる。ほめた方も「こういう場面が自分は好きなんだなー」と、楽しい気持ちを再現するのがうまくなる。めでたくwin-winな関係ではありませんか。

ただ最後にひとつ。自分の都合でほめてはいけません。もちろん自分の好みはあるし都合だってあるけれど、あくまでも基本は、客観的に見ても、ほめられてしかるべき現象であるということが前提です(前後のしがらみはさておき)。

もし自分に都合がいいふるまいをしてくれたのならば、それに対しては「お礼」を言うべきです。それもなるべく具体的に。たとえば「おかーさん、さっきまで夕飯の支度で忙しかったから、ジェイちゃんと遊んでてくれて本当に助かったわ〜。それも立派なお手伝いだよね〜。ありがとう♪」というような感じ。自分にとって利益になった行動をきちんと指摘し、どう役に立ったか伝え、感謝する。大概は「えーヒマだったからいいよー別にー。」みたいな返事が来ますが。そういう何気ない大人なやりとりって、案外積み重なって、いつかは外で使える技となるのかもしれん。

そうか、エルもジェイも、いつかは大人になるんだよなー。今できることって、ちょっぴりなんだな。でも、今しかできない、貴重な、ちょっと。

[母親道]

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