姉妹でWくしゃくしゃの極大期も一応過ぎて、ホッとすると同時に、いくつか気づいたことをば。
私が子育てで意識していることって、たぶんこの一言に集約されるのではないかなぁ。それは、
「意思表示力」
であります。
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たとえば、0歳児が、食卓のテーブルで遊んでいたら、おもちゃが床に落ちてしまいました。そして、それをじーっと見つめています。
祖父母なら、すぐに拾って「はいどうぞ」とテーブルの上に置いてあげるでしょう。しかし、意外に本人は喜ばないし、相手を見てびっくりしたような顔をしたりします。
私ならどうするか?
しばし待つ。
だって、子どもは今、床の上にあるおもちゃを眺めているところでなんです。それに満足すると次に、いままで手元にあったものが(なぜか)そこにあるということを、頭の中でゆっくりとつなげているところだと思うからです。
それからやっと、おもちゃを指さして「あー」とか「うー」とか言うとか、おもちゃがなくて不満な様子を身体で表します。その時初めて、その場に行き、目の前でゆっくりと拾い上げ、「はい、どうぞ」と渡します。
ホントにホントに小さなことなんですが、こういう経験が、「意思表示力」の源ではないかと思うのです。
本人の思考ペースに合わせて、タイミングよく反応すること。
朝の支度で「早く!」を連発すると、この「目の前のものを受け入れる→満足する→行動する」というサイクルが見事にすっとばされてしまいます。これが続くと、子どもは落ち着きがなくなり、親の言うことも耳に入らず、ますます悪循環に(^-^;
よい反応を生み出すには、環境も大切。やらなければならないことは、わかりやすいように、やりやすいように、いつも同じように、整えておく。また、不適切な刺激や反応は、早めに、注意深く、取り除いておく。この地味な努力が、もっとも大きな効果を生む気がします。
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あと、表示された意思は、部分的であれ、まずはその気持ちを受け入れる、というのも原則です。
たとえば、「今すぐに、九州にいる、いとこに会いに行きたい!!」
と大騒ぎを始めたときは、字義通りに受け取ると、つまらないことになるので、
「そうだねぇ、会いにいけたらいいよねぇ。ママも会いたいな〜。」
「今頃何してるかな?お兄ちゃんはきっと部活かな、お姉ちゃんは…家で宿題してるかな、それとも、おやつ食べながらテレビ見てるかな?もしかしたら、エルに会いたいなーって考えてるかな?」
「駅まで行って、電車に乗って、飛行機に乗って、車に乗ったら着くよ。(できるだけ具体的に)」
「電話してみる?それとも、手紙を書く?」
「今度、夏休みに会ったら、何をして遊ぶ?どこに行く?」
などと、いとこについて話をします。「今すぐには会えない」「楽しく遊んだ思い出がある」ということは、直接言わなくても、本人がちゃんと気づいているものです。そして、小さな写真をかわいい写真たてに入れて、机に飾ることにしました。
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無茶なことを主張されたら、無茶な部分をオーバーに拡大して笑いにするとか、一見反道徳的なことは、感情自体は部分的に受け入れつつも、ママだったらどうするかを伝えるとか、受け入れられない行動は、中立的態度と表情で対応する、とか、いろいろと広がるのですが、エネルギー不足でいい例が思いつかないやー。またこんど。
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