「人生がときめく片づけの魔法」を読みました。
2012-01-22


ベストセラーというものとはあまり縁がない私ですが、待ち合わせまで30分あったので、本を半額で購入し、ファストフードで読みました。というコスパをふまえた評価ではありますが(笑)

結構いいじゃんこれ。

さくっと読めて前向きになれる本としては秀逸。内容は、片付け本というよりはむしろ、

片付けバカ一代記

と呼ぶべきものではないかと。著者による、片付けあるある系の失敗(しかもかなり泥沼度が高い)から導き出された、片付けの真実と極意は、かなりユニークな新見解。片付けにつぎ込んだ気力・体力・時間・お金はハンパ無く、それゆえの賜物なのね〜と納得できます。そのエッセンスを本一冊で学べるのはある意味おトクかも。

彼女いわく、片付けの極意は「感情」や「物に対する感謝」などにあり、安易な方法論や定量的解決を示さないところが、潔いというか、オリジナルというか。スピリチュアルだと曖昧なので、右脳片付けとでもいいましょうか。片付けの心理的効果だけでなく、社会生活や身体とからめた話もあり、やや眉唾なんだけど、このへんもっと上手にアピールしたらおもしろいんじゃないかな。まぁその辺も計算がなくて天然なのが著者の持ち味ではありますが。

著者の物に対する愛情の示し方には頭が下がります。物に対するつきあい方は、必要以上にマニアックでもなく、ストイックでもなく、自分の役に立ってくれてありがとう、という一見ごくフツーの視点。しかし「役に立つ」の内容は様々であるというのは鋭い指摘です。

片付けのプロセスはシンプル。手にとってときめく物だけを残し、あとは処分する。次に、全ての物の定位置を決める。以上。

もちろん片付けプロセス必勝のコツがあって、同じカテゴリの全ての物を一カ所に集めてから、必ず手にとって判定するとか、洋服→本→小物→思い出品の順に進める、とか。途中で陥りがちなワナの回避法もあれこれ載っています。

確かに、思い出品というのは判断のネックなんだよね〜(^-^; 子どもの描いた絵とかなかなか捨てられないし。というわけで、それらを後回しにして最後に手を付けるというのはとても納得。

ウチは物がとても多い(特に本)のですが、物の置き場所はあまり分散していないので(同居で専有部分が狭い!)、比較的始めやすかったです。

洋服セレクションは去年から一通り終わっているので、今日は小物を整理してみました。備品や在庫がわかってスッキリしました。

そして書類も一部始めましたが、タイムアウト。書類は重要物以外は全捨てが基本だそうです。紙類を捨てるのって気を遣いますよね、名前とか住所とか。ざくざく切りは子どもに下請けさせ、続行予定です。

目標は「とりあえず人を呼んでもギリギリOKの部屋」←レベル低すぎ(^-^; でも切実。今より片付けばラッキー♪と思って、テキトーにやってみまーす。
[本とCDレビュー]

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